企画意図
「トロット」とは?
韓国の伝統的な曲調にのせて、家族や男女の情愛を歌いあげる楽曲ジャンルです。その多くが、一世を風靡した韓国歌謡史に残る、「名曲」で、K-POPのトップアイドルたちもカバーし、時代と世代を超えて親しまれています。また、韓国では「トロット」を題材としたオーディションが複数行われ、優勝者はもちろん、プロデビューを果たした参加者も多く、韓国国内ツアーのチケットが即売り切れるほど、人気となったアーティストも多数!今を時めく K-POP No.1 アーティストの人気を超えるムーブメントとなっています。
日本版「トロット」とは?
韓国に古くからある「トロット」という音楽ジャンルは、そのまま日本に当てはめれば「演歌、もしくは演歌に近い歌謡曲」を指します。現在の韓国のトロットは「かつて一世を風靡した歌謡史に残る名曲」という幅広い解釈でとらえられており、あらゆる世代に親しまれています。日本で言う「懐メロ」に近いイメージです。
ただしジャンルの解釈が広がっても、変わらず共通するひとつの特徴があります。それは、聞く人の気持ちを前向きにしてくれるメッセージ性が曲調や歌詞の中に含まれていることです。たとえ悲しい歌詞であっても、ちょっと気落ちした時に背中をそっと後押ししてくれるような、そんなメッセージです。
誰もが知る名曲「上を向いて歩こう」。決してハッピーな歌詞ではありませんが、大変でもまっすぐ上を見上げてひたすら前に進んでいた昭和時代の半ば、この曲は多くの人たちに明日へと向かう勇気と元気を与えてくれました。
時代を象徴する名曲の数々…「東京キッド」の衝撃が、「おもいで酒」の切なさが、「春一番」の初々しさが、「桃色吐息」の艶やかさが、「六本木心中」の鋭さが、「真夏の果実」の湿度と香りが、「未来予想図Ⅱ」のあのシーンが、「ロマンスの神様」の高鳴りが、今も心を震わせます。昭和から平成を彩り青春時代を過ごした人の胸に刻まれた不朽の名曲たちが「日本版トロット」です。
名曲が多すぎて全ての曲を記すことはできませんが、「日本版トロット」といえる楽曲を一部ピックアップしてリストにしてみましたので応募曲選びの参考にしてみてください。ぜひ皆さんの歌声で色褪せぬ名曲に新たな息吹を吹き込み、今のニッポンに明るさと元気を与えてください。ご応募、お待ちしております。

日本版「トロット」候補曲リストはこちら
「トロット・ガールズ・ジャパン」とは?
懐メロ…ムード歌謡…演歌…グループサウンズ…フォーク…そして、ニューミュージック…シティポップ…
多くの人に愛され続ける、昭和から平成にかけての名曲に、あなたの心と歌声で新しい命を吹き込んでみませんか?
「トロット・ガールズ・ジャパン」は、そんな名曲の歌姫ナンバー1を決定する、かつてないオーディション・プロジェクトです。
トロット・ガールズ・ジャパン製作委員会がこの秋から開催する、オーディションの模様は、WOWOWで放送されるとともに、YouTube、TikTok、Instagram、Twitter 等で幅広く展開されます。
参加者は、視聴者やSNSユーザーの応援を受けながら、自慢の歌声と楽曲への想いを競い合います。
あなたの透明なソプラノに、お母さん世代が、ふと涙する…あなたの軽快なリズムに、お父さん世代が、自然に身を乗り出す… そんな温かくて熱い番組や動画が次々に放送・配信され、やがて年が明けて2024年2月には、「トロット・ガールズ・ジャパン」の頂点に立つ、1億2000万人の、新たな歌姫が誕生します。
韓国「トロット」オーディション伝説
今から5年前の2018年、「トロット」と呼ばれる楽曲ジャンルで、スターの座を目指す、サバイバル・オーディション番組「明日はミス・トロット」が韓国で始まりました。
“韓国の情を歌う”名曲を新しくよみがえらせた番組は、高視聴率を連発。
翌年には「明日はミスター・トロット」に引き継がれ、さらにそれぞれの「シーズン2」も生まれました。
いずれもが驚異の視聴率をたたき出し、韓国に一大「トロット」ブームを巻き起こしたのです。
この間の番組最高視聴率は35.7%。
韓国オーディション番組歴代 1 位の記録を大きく塗り替えました。
番組からは、何人ものトップスターが誕生しました。
そのブームはまだまだ続いています。
昨年から今年にかけては、トロットシリーズの最新作、「燃えるトロットマン」が放送され、またまた人気を博しました。
今回参加者を募集する「トロット・ガールズ・ジャパン」は、大成功を収めた一連の韓国「トロット」オーディションの、初の日本版です。
「トロット」オーディション日韓コラボレーション
韓国で「トロット」オーディションを成功させたのは3人のキーパーソンです。
敏腕テレビプロデューサーのソ・ヘジンさん。
ソさんとコンビを組む、著名な構成作家のノ・ユンさん。
そして、韓国エンタメ界の風雲児で、イベントプロデューサーのチョン・チャンファンさん。
今回の「トロット・ガールズ・ジャパン」の運営と番組制作には、この「トロット」キーパーソンの3人も加わっています。
3人は「トロット・ガールズ・ジャパン」のスタートとほぼ同じ時期に、韓国で、「燃えるトロットマン」の女性バージョン、「燃えるトロットガール」を開催する予定です。
そして今、この日韓2つの「トロット」オーディションの相互交流も企画されています。
日本の参加者が、オーディション大国・韓国のエネルギッシュな舞台に立つ場面とともに、韓国の参加者が、日本で「トロット」の神髄を披露する場面もありそうです。
そんな日韓のコラボレーションにも是非期待してください。